八重咲の百合。とても豪華で美しく存在感があります。
近年 流通するようになりましたが カノシェでは めったで入荷していません。
今回はカノシェを開業する前の時代から 25年以上にわたって お世話になった 鉢花の仲卸 善香園さんがクローズされるということで 花にはずっと携わってこられたわけだけれど お花に感謝をこめたい、、と思い、鉢花ではあまり出会うことがないであろう、、八重の百合を。
仕入れ担当のスタッフじゅんさんが 早めに手配してくれて 新潟の百合の美しい花束を用意することができました。
ジュンさん本当にありがとう。
社長さん90歳 奥さん 83歳。オリンピックまではがんばると 続けてこられて。。
(ちか作)
善香園さんのある鹿骨エリアは もともとは花の産地さんだったところが仲卸業へ 業態を変え いくつもの仲卸さんが集まっている場所です。
都内には今 大田、板橋、世田谷、葛西 といった 大きな統合市場があり、切り花が中心ではありますが 鉢花の仲卸さんもありますが こうした統合市場がなかったころは みんな鹿骨に鉢花を仕入れにいっていたのだと 花屋仲間さんから教えてもらいました。
また 家族経営のところが多く アットホームで 細かな要望にも 丁寧に答えてくださる。
私たちカノシェも 一台の車で 仕入れ 配達 と やりくりしているため なかなか まっとうな時間に鉢の仕入れにいくことができないことが多く、昔は 田口さんという別の仲卸さんが 営業時間おわったあとにきてもらって 商品選んで 伝票つけて 置いておいてくれればいいよと ご厚意いただいて 本当に助かっていました。この田口さんは 多肉や 季節の小花の寄せ植えもすごくお上手で 寄せ植えも随分 作っていただいたなあ。。
早く行けるときには 善香園さん 遅いときは 田口さん と時には 両方伺ったりしていましたが 田口さんがクローズされることになり はてさて困った、、と思っていたところ 善香園さんの奥さんが 遅くても 隣の自宅にいるから 呼んでくれればいいわよ と おっしゃってくださって。
それからは 善香園さんで。 社長さんが 好きな時代劇や 野球をみながら ゆっくりごはんを召しあがっているような時間に 申し訳ないです。。と 奥さんに会計していただいて。
朝6時半頃から 花屋さんが訪れ 私たちがいくのが 夜7時頃。
80代のご夫妻は 背中もしゃんとして そろばん はじき お二人ともお話好きで これいただいたから とお野菜や梨をくださったり。
(ジュン作)
お聞きしたら なんと 奥さん(かつこさん)のおじいさまの代から 100年近く続けてこられたそうで。
かつこさんがまだ お母さんのおなかの中にいるときに 28歳のお父さんに赤紙がきて 戦争へ。。二か月後に戦死されたのだそうです。 かつこ と名前をくれて 旅立ち 会うこともなかったお父さん。
厳しいおじいさまと 乳飲み子であるかつこさんを抱いた若いお母さん 亡きお父さんの跡を必死で守っていかれたとのこと。 かつこさんも小学生のころから 家業のお手伝いをしていたと。
おかげさまで 本当に丈夫な身体は 先祖さんが守ってくれているのだと ほがらかなかつこさん。
百合の花束をみて これ 百合なの? うわあ みたことないわ。 芸能人みたいね と。
写真を撮らせて というと こんな格好よ と 照れ笑いしながら。
いつも 花と緑でいっぱいだった空間は 多くの花屋さんが訪れ 品物は すっかり少なくなりがらんとした中、、
百合の花は華やぎをくれました。
書きながらも なんだか ナミダがでます。。
どうぞ これからもお元気で!! 本当に ありがとうございました。。!
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