一昨日は 群馬の産地さん見学でした。
佐倉のお花屋さん 萌木さんの大坂さん主催で 18名で バス貸し切りで♪
初めて産地さんに連れていってもらったのは 多分 2008年。
まだ 8年しか経っていないのね。。
大坂さんに 南房総につれていっていただいたのが 一番最初だと 思います。
大坂さんのおかげで 産地さんに触れ、私の心は 大きく 変わり始めました。
本当に 感謝しています。
昨日は まずは 沼田の林園芸さんへ。
こちらは お父様の代からで 40年目。 シクラメンの栽培技術は 確立されていて ほぼ失敗なく栽培できると おっしゃっていましたが それは 長年栽培されてきたデータと継承があるからこそ なのではないかと 思います。
週に一度 肥料のチェックを 樹液にふくまれるチッソ分で チェックし、数字だけ追えば、同じ品質のものができるようにしているとのこと。
同じ品質のものが同じ価格でできる ということは お客様にとって 安心感に繋がります。
シクラメンの産地さんをいくつもみている花屋さんがおっしゃるには
多くの産地さんよりも 株間が広いと。
風通しよくすることによる品質の向上。
でも もちろん それは 同じ面積で 栽培できる数量は 減るのですよね。
下に敷いてあるシートは 反射よく 下からも 葉っぱにお日様があてられて しかも 水はけがよい仕組みになっているのだそうです。
シクラメンの球根に お日様がしっかりあたるような リング。
また 全て 手潅水で 丁寧に お水をあげている。
挿し穂をしています。ちいちゃいちいちゃい 赤ちゃんたちを 丁寧に これまた小さな苗床に素早く植えていきます。
近年は 多くのリーフ類や 実付きの花木 宿根草など かなり 数多くの植物を生産されています。
ヒメイチゴノキ
鳥足スミレ。稼ぎ頭ちゃんだそうですよ♡
苗ものの ロスは 3-5%におさえたいと。
すべてが きちっと 素晴らしく きれいにされている圃場でした。
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お昼は
おっきりこみ(うどん)♪ 美味しかったです~ お家に お土産でも 買っちゃった。
なんと おっきりこみにリンゴも 入っていました。 ほんのり甘いお出汁がでていました。
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次は 前橋のバラ組合さんへ。
10軒の産地さんが あつまっている かなり大きなハウス団地。
今は 2代目である 30代後半のメンバーが 一年半前から中心になって がんばっていらっしゃいます。
1万2千坪もある広大な面積野中で 10の生産者さんが 74品種を生産しています。
1品種 一生産者さんで 同じ品種を重なって作ることは ないと。
それによって 多様なご注文 また クレームに すぐ対応できる体勢になっていると。
また 一品種 最低100坪は 生産することが ルールなのだそうです。
そうしたお話をしてくださった 組合長さん。
まずは 選花場をみせていただきました。
サム寒!! かなり低い。
生産者さんごとに お花が 置かれています。
そこに♪ 普段 Facebookで拝見している 大谷さんのブルゴーニュが♡
ふっくら美しい。。。
その後 圃場へ。ハウスへ入る前の 風の強いこと 強いこと!
上州名物の三つの「か」は、「かかあ天下」と「空っ風」と「雷」なんですってね。
いやー ほんとに 風 強かったです。
そんな風が 冬は 日常のため 冬は 乾燥をカバーするため ドライミストなどで 補っているそうです。
美しいハウスの中!
kojiも 見ながら これは 土耕栽培。。。? と。
今迄 拝見したハウスは 土耕だと 地面から直接植わっていたのですが こちらには 土の上のプランターのようなものに植わっていました。 そうしたら 他の方が 質問していました。
少量土耕溶液栽培 というのだそうです。
土 軽石 パーライト。 その配合については 試行している渦中とのことでした。
また 生産者さんによっては 自分で 切り、束ね 出荷されているところも多いですが、こちらの組合では きって保冷庫へ いれたあと、 選花(花をみきわめて 出荷する花を選ぶ)し、束ね、箱詰めをするのは 第三者のスタッフさんが 担当していると。
第三者が 客観的にみることによる利点を 重視しているとのことでした。
あまりにも広大な産地さんで そのごく一部の生産者さんのハウスを拝見して タイムアウト。
帰りのバスのビンゴ大会であたった 薔薇 ブルジョンドゥレーヴとライラッククラシック。
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そして 最後は 伊勢崎の 松原園芸さん。
二代目でらして、前職は 千葉大の園芸学部で 教えていらしたと。
なるほど とても 説得力のある わかりやすい説明に ひきこまれました。
以前より 素敵な ペチュニアや ビオラ マーガレットなど Facebookで 拝見していました。
あまりみかけない ニュアンスのある 色 形、、、
それは やはり 松原園芸さんのこだわりで あり なるべく 中間色など 多く流通していないこれだ という色を見極めて
育てていきたいと。
こんな素敵な花苗たちですが いくら いいもの 素敵なものを作っても 新しいもの 知られていないもの、、それは 伝えないと 伝わらず、最初に市場に出荷したときは 驚きの低相場だったそうです。
それを しっかり 事前から PRし伝えることにもチカラをいれ、タグや POPも素敵にご自身で作られ。 そうした たゆまぬ努力の積み重ねから 翌年は なんと 16倍もの 値段がついたと。
今は どんどん 松原さん独自のオリジナル品種へ 生産を移行しつつあり、大鉢のマーガレットなども 来年の出荷ですが もう 900鉢 予約で きまっているそうです。
お話をきいていて 本当に 素晴らしく 頭もよく 知識もあり、実行力があり、センスがある方だと 思いました。
何より驚いたのは 大学で教えることから ご実家の松原園芸に帰ってきて、就農一年で 大きな雪害。 なんと ハウスの 70%が倒壊したそうです。
小さなお子さんがいらして お家もたてたばかりで 本当に どうしようかと。。
でも ハウスと路地の有効活用 徹底的に 作業効率をあげることに注力し、
70%も倒壊したのに なんと 翌年の売上は 7%減におさえたと。
そして その翌年は 前年比 30% UP。そして 年々UPをたどられています。
これは もちろん 生産している花やその他の状況によりますが、、 驚異的な数字だと 思います。
たとえば 挿し穂にする苗床は 1トレー288のものに 統一していると。
これは 通常よりも かなり 多いとのこと。
少ない面積で 多くの本数を育てます。
これは 水やりや 蒸れなどに関し、難易度があがるのだそうです。
けれど それを しっかり クリアすれば 少ない面積で 多くの本数を育てることが可能になるし、すべて 同じ 288に統一することで 効率的になる面も大きいと。
また ニュアンスカラーな魅力の花苗たちですが その 育種に関わる時間は 3%に抑えているのだそうです。 そのための 育種のやり方も 作業面積と効率を優先しての 一般的ではないやり方で。
花屋も 何を仕入れ どういった商品をデザインし、企画し、それを どうお客様に伝えるか。
また しっかり時間をかけ丁寧にする部分と 徹底的に効率をめざす部分。
そのメリハリが大事で、 徹底的に効率をめざす部分 というところが 特に うちは まだまだ相当改善の余地があるかと。。
そうするためには 知識と 知恵と センスと 実行力! ですね。
ガンバロウ。。。!
主催してくださった 大坂さん 見学させていただいた産地のみなさま ご一緒させていただいた花仲間さんたち。。 みなさま 本当に ありがとうございました!
今後とも よろしくお願い致します♪
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