2010年7月7日 - きれい！が大好き花屋'S ダイアリー

えーと♪今日は　火曜日に　店の近くのお客様にお送りした『カノシェ花クラブ』
携帯メールのご紹介から♪携帯メールも届いてて　ブログもみてくださっている方は　★印まで　ふっとばして読んでください（笑）

☆☆☆
こんにちは！
ムシアツイ日が続きますが
体調ととのえ　元気に夏！過ごしたいですね＊＾＾＊

さて　今日は　色々な鉢植えが入荷しました。
すいれんも素敵です。
今の時期は　朝顔や　ほおづきも　日本の夏を感じさせてくれて　いいですね。

そして！珍しく　『夕顔』が入荷しました。

白洲正子さんの随筆に　この夕顔について　書かれている文があるので
ちょっと長いですが　ご紹介しますね。

私は夕顔の花が好きなので、毎年育てている。夕方の４時になるといっせいに開き
明け方にはしぼんでしまうが、次から次へつぼみをもっているので、
八月の半ばごろから　霜が降りるまで　咲き続ける。
名月の晩などは、そこはかとない花が闇の中に浮き出て、えもいわれぬ風情である。

蕾は　白いハンケチをしぼったような形をしており、いつも知らないうちにほころびているので
『夕顔の笑みの眉』が開ける瞬間を私はまだ見たことがない。

（後略）

そして　白洲さんは　その　『花開く決定的瞬間』を見ようと　一つの蕾に集中し
４時前から　目をこらし、息をひそめ　５時、６時、７時と見続けたけれど　開かず
『かすかにふるえるような動きを見せたかと思うと、さもくたびれたように　首を垂れてしまった』と。
そのあと　１１時迄見続けたけれど　戻ることはなく
３日続けて　ためしてみたけれど　同じ結果で　かわいそうになってやめたのだそうです。

不思議ですね。

はずかしいのでしょうか。人知れず　花開きたいのですね。

琵琶湖の近くの紫式部ゆかりの石山寺で見た　源氏物語の絵巻の　夕顔のくだりには　やはり　夕顔の大きな葉が描かれていました。
私の友人も　今年は日よけに　夕顔を種から育てているそうです。

夏の夜に　月の光をうけ　白く咲く夕顔、、、

今年は　うちも　育ててみようかな＊＾＾＊と　書いているうちに思いました。

といっても　こんなに長話したけれど　２鉢しか　いれていないんです（笑）

明日は　七夕♪きれいな夜空がみえますように☆☆☆

★★★

携帯メールを　お送りした　１３時頃には　夕顔は　↓こんな感じだったのです。
夕顔１

なので　携帯メールへの添付写真には　トップのすいれんを使いました。

ところが！４時３０分ころ　ふと　気づくと　ひらりと　きれいな白が　顔をほころばせていました＊＾＾＊
夕顔２

夜には　もっと　大きく花開くんです。

ほんとに　２鉢しか　お入れしなかったので
夕顔の写真も現物もご覧にならずに『文章読んでて　ほしくなった！とっといて』と買って下さったMさんと　ちょうど咲いた頃に　やはり　携帯メールをご覧になってきてくださったNさんに買って頂いて　おわり＾＾；。

自分用と　ご予約いただいた　２鉢、仲卸さんに　とりおきしてもらうよう　お願いしました＊＾＾＊

その時　聞いたんですが　入谷の朝顔市では　朝顔は　2000円。でも　夕顔は　それよりも　格が高くて　2500円するんですって。

私は　今迄　夕顔に会ったことがない気がするのです。
毎年　市場に入荷するのも　朝顔にくらべると　かなり　少ない数のようです。

そうそう　そして　もひとつの　すいれんね。
これ　毎週伺う仲卸さんに　しばらく置いてあったものなんです。
ところが　昨日　つぼみをふたつ　持っているのをみつけ、ひと鉢だけ　仕入れてきたんですね。それが　　朝になったら　ひとつ咲いてる！！
けっこう　感動的な美しさ。

その睡蓮も　いつも　美味しいものを差し入れしてくださる私達が『サンタさん』と読んでいるIさんが　すぐに　お持ち帰り下さいました。
お知り合いに　きれいでしょ　と　携帯の写真をみせたら　欲しいと　言われたと。
『買っちゃって平気？他のお客さんにわるいね』と　お気遣いまで　いただいて。

今日は　携帯メールをみて　お立ち寄りくださって　ほんのりおしゃべりさせて頂いた方が　何人か。　なんだか　とっても　楽しかったです。

お一人の方は　今年の目隠しは　フウセンカズラだと。種から　育てているけれど　風船が　４個から　なかなか　増えない　なんて　おっしゃっていたけれど　きっと待っていると　なかなか　に感じるんですよね。あのふうせんかずらも　素敵なんですよね～。風がふくと　ゆらゆら揺れて　かわいいの。

そうそう　夕顔も　夜咲くけど　この　白いネムノキも夜咲くんです。
２年前の夏に　我が家にきて　今年もたくさん咲いています。
しろねむ