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お気に入りの店

作り置きのブーケ

エリオステモン2
今日のお花は、ちょっと上品な大人のイメージで作った、店頭に置く<作り置き>のブーケです。今回入荷のお気に入りの花<エリオステモン>を使って、純白のラン/デンファレと優しいトルコキキョウを会わせました。エリオステモンは、オーストラリアのみかん科のお花。葉をとったり、切ったりするとき、柑橘系のいい香りがします。今から南半球は春。オーストラリアのお花がたくさん入荷する時期です。また、改めて紹介しますが、過酷な乾燥/高温でも耐えられるような肉厚の個性的なお花が多く、ちょっと好き嫌いは、分かれるかもしれないお花が多いです。が、このエリオステモンは、多分多くの人に愛されるかんじ。生徒さんにも、お客さんにも、かわいーと注目されていました。みかん科のお花もオーストラリアには多いのだけど、星形をしたピンク系のお花が特徴です。
エリオステモン1
ところで<作り置き>のブーケやアレンジ。出来上がっていて、そのまま持って帰れるもののことです。うちの店では、数個、置いています。大きな駅近のお花屋さんだと、たくさん置いてあるところが多いと思います。立地やお店の考え方で、置く店、置かない店、あるようです。うち的には、少量でも、置いておくべきかな と思っています。急いでいるお客さんのためだけでなく、そのお店の<作風>や<価格と商品のバランス>の判断基準にもなるし、イメージが漠然としているお客さんの<発想のお手伝い>もできると思うからです。実際お店でも、こんな感じでもう少しプライスアップして/これに、このお花プラスできますか?/同じプライスでもう少しボリュームをあげるにはどんな組み合わせ?/など、相談もしやすくなっています。また、時には、プレゼントするつもりなかったけど、とても素敵だったから、お花持ってくことにしました、、などと言うこともあり、こんなときは、やっほー!気分です。また、できるだけ、違うスタッフが作り、アレンジも、ひとつひとつ、違う雰囲気をだしたいと思っています。たくさん置いてあるお店の中には、同じ感じのものがずらっと並んでいるところもあり、早くたくさん作るためには、致し方ない部分もあるのでしょうけれど、いろいろあった方が楽しいなと思います。使うお花によってアレンジもかわるし、作る人によって、作風も違いますから、、。ただ、お店によって、基本的なテイストはそろえとかないとね。
ちなみに、今回の写真の作り置きは、ちゃんと、見初められましたよ_。えへ。参考までに1200円なの。ダンナには、安売りの店じゃなわけじゃないから、ブログにプライスは書かないどけば?と言われましたが、2000円未満のプライスゾーンで、うわ!こんなに素敵に作っちゃった!って時、特に私ってスゴイかも、、とか思ったりしちゃうんですよねー。すみません、かなり自画自賛っ

<おまけ>全く関係ない話ですが、昨日、私の友達たち&スタッフ&スタッフダンナさんとかで、中目黒の<びーふてい>という焼き肉やさんに行きました。スタッフだんなさんの行きつけの店なんですが、すっごく美味しかった!特に、なかおちカルビ ね。私たち夫婦は、たいがい、美味しい居酒屋さん、次にイタリアン、フレンチ、に行くことが多く、焼き肉はめったに行かないんです。私なんて4年ぶりくらい!なので、焼き肉屋さんには詳しくないのですが、ほんとに おいちかったー!

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赤を効かせて

赤
<赤い家具の多いリビングに飾りたいので、合う感じでおまかせ>というオーダー。こんなときはちょっと創作意欲がかきたてられるんですよねー。<テーブルに飾る低めの四方見か 壁際に飾る背の高めの感じ どちらかしら>とお聞きすると、後者とのこと。 

*夏のイメージに合う アジアンテイストの縄目のベースで
*赤いお花は ヘリコニア、ピンクッションの夏のイメージの強い南国系と 
       華やかさをプラスするバラとケイトウ
*赤を暑苦しくなくひき立てるみずみずしいグリーン、、タニワタリのエメラルドウエーブ

ポイントは 赤を効かせるための<グリーン>。赤と緑は反対色てお互いを引き立て合う色。赤に限らず今の時期は、濃厚な色を使うときは、グリーンを多めに使ってさわやかさをプラスします。

そういえば、昨日は葛西の大好きな居酒屋さん<魚こころさん>にお邪魔して、至福のときを堪能してきましたが、毎回オーダーしてしまうのが<緑のサラダ>。ほんとに緑づくし!おくら、キュウリ、アスパラ、エンドウ、ブロッコリー他、、ゆずこしょうのドレッシングでいただくのがスキですが、何回食べても、美味しい!!素材とそれをいかす腕!そしてきれいなのよねー。一度、店主さんに<どうして、緑だけのサラダを作ろうと思い立ったの?>と聞くと<この赤い(ちょっとオレンジがかった)お皿を見つけたときですね。他のお皿に緑のサラダだとすごく地味なんですよ>
うーん なるほど!! でもそこに、あえて他の色の素材をあわせなかったことが この緑のサラダの完成度を高めているのだと思いますー。

お料理の世界も 花の世界もつながっていますね!
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ここから先は ちょっと かたよった話かなー 

昨日は、私は休みだったので(主人と交替で休んでます)九段下の山種美術館に行ってきました。
<日本画で歌を詠むー日本の詩情ー>というテーマで 『和歌、俳句、詩、童謡などからその印象を大事にしながら絵画作品を選び、展示してみました。まずは日本語の美しさ、すばらしさを見直して大いに楽しんでみましょう』とあります。並べられている歌は7割位が なじみ深いもので、入り込みやすいと思います。絵だけ、歌だけより ぐっと印象深くなるものも多かったです。

特に私がよかったのは 川合玉堂さんの<早乙女>の絵。田植えをしている早乙女たちが 豊かで美しい水田の中に 喜ばしげに描かれています。あたたかな絵です。この絵だけでもよかったのに 隣にあった歌は<夏は来ぬ>!!やーん!私の大好きな歌です。う、うつくしい、、

卯の花の 匂う垣根に 時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて 忍び音もらす 夏は来ぬ

五月雨の そそぐ山田に 早乙女が 裳裾濡らして 玉苗植うる 夏は来ぬ

一番しか よく覚えていなかったけど、こんな2番だったんですね! うん、ぴったりー!

あとは、横山大観さんの<竹>の横にあったのは 萩原朔太郎さんの<竹>うーーん!すごい迫力!生命の強さが体中に伝わってきます。 ああ、こんな生命力を発する作品を 花で表現してみたい!と感じました。

他にも色々ありましたが、種明かししても何なので、興味のある方はぜひ足を運んでみてね。8月21日まで開催されてます!


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