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スタッフ日帰り旅行。 kojiと 私で 場所をきめて 企画先導するのではなく、スタッフさんたちがいきたいところへ なるべく多くのスタッフさんが 参加できる形で 実行したいと思い、

前回から 旅行担当のスタッフさんをきめ、企画から お願いしています。



ただ お店も休みにするので あまり忙しくない 8月か 1月が その実施対象となり、前回は1年半前の冬のディズニーシーでした。


今回は たこちゃんとまゆみちゃんが担当。
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多数決で 日帰り産地さんめぐりになり、日帰りで行かれるところは 限られていること、また この夏の時期は お花を出荷している産地さんが 近くに少ないこと もあり、どうなるかなあと思いましたが、産地さん見学というのは イコール 最盛期(お花の出荷時期)をみることなわけではないですし、それぞれの場所で いいお話が聞け、実際に育っている場所に触れ、今の状態をみさせていただくことができて 本当に 良かったです。



いつも産地さんレポートは 超長文になりそうなため なるべく 読みやすくポイントだけをおさえてUPするようにしているのですが 先日のブログアンケートで 産地さん見学のレポートが楽しみだ もっと詳しく読みたい などのお言葉がいくつもあったので、遠慮なく はしょらないで いこうと思います。


特に 横山さんのところでは たくさんのお話を伺ったので 相当ボリュームあります☆


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まず 最初は 東京は 清瀬の 横山園芸さん。



~横山さんとは?~


テレビの趣味の園芸でクリスマスローズで出演されたり、近日のお花の月刊誌フローリストでも ご紹介されていたので、事前に お顔を知っていたスタッフさんも 何人か。

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お花に携わる方の中では とても 有名な方で

その情熱と アツさから 花業界の 松岡修造 とも 言われています(笑)



でも とても素直で あたたかく まっすぐな方で とにかく植物を愛していて、花で人を笑顔にしたい!その気持ちが溢れています。その笑顔と会えば 誰でも自然と明るい気持ちになるでしょう♪


今まで 何度も 交流会(飲み会)では ご一緒させていただいたことはありましたし、毎年、横山さんのダイヤモンドリリーは カノシェにもやってきてくれているのですが、圃場を訪ねさせていただいたのは 初めてです。



あちこちで 講演や ギャザリングの講習などもなさっている横山さん ご説明も とても わかりやすかったです。(横山さんのサイトから お写真いただきました)

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そして 横山さん なんとこの清瀬の地で 江戸時代から続く農家さんの15代目なのだと!

このあたりは 今も木々が多い印象ですが 御殿山といわれるように お殿様の保養地にもなっていたのですって。

その頃 数軒の農家さんが農地を開拓して 農業を始められたのだそうです。 そのうちの1軒が横山さんのご先祖様。



私自身は 普段、、祖父母の代くらいまでしか 心に思い浮かべることがないですが

あの農場を 前にして そんな話を伺うと、、誰もが 多くのご先祖さまの それぞれの一生が 重なって 脈々と繋がってきた上に、、 今があるのだなあと。
 
目にみえない何かに深く頭をさげる気持ちになりました。



農家として続く長い歴史の中には 藍染めをしたりしたこともあったと、また 花農家としてのスタートは、お父様の代から。

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~ダイヤモンドリリーの魅力と

その出回り時期~

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ところで ダイヤモンドリリー みなさんは ご存知でしょうか?


出回り期間が 短いこと、国内の産地さんは 10軒以下であること、輸入品が 減少していること、、、などから 目にしたことが ない方も 多いかもしれません。


花弁がキラキラと光る 愛らしいお花。 色は 白や ピンクが主流ですが 紫、赤、オレンジなどもあります。 花言葉は 幸福な思い出。

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このキラキラ光るのは 表皮の細胞面がごつごつしているため 乱反射によって 光るのだと。

花の色によって そのキラキラが 銀色にみえたり 金色に見えたり、、、



ただ 均一な光だと 光りにくく 朝日や夕日 スポットライトなどの一方面からの光の方が すると その輝きを楽しみやすいと。

みんなで 携帯のライトをあてて 光らせている様子*^^*
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私がダイヤモンドリリーと出会ったのは まだ 20代前半。20年以上前のこと。

会社勤めをしていた頃で 仲の良かった女のコ、、 とても 純粋な彼女に、花屋さんで会った この可憐なダイヤモンドリリーがぴったりだと思い、それを主役に花束を 作ってもらった思い出。
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ただ 彼女の誕生日は 4月頭だから、、 おそらく あのダイヤモンドリリーは 輸入だったのでしょうね。




ダイヤモンドリリーは 本来は 自然のままだと 10月下旬くらいの2週間くらい限られた出荷となりますが、横山さんは山上げという方法により 今は 9月下旬から 11月中旬までと 1ヶ月半くらい その出荷時期を伸ばすことができるようになりました。



山あげというのは 平地のアツい夏を過ごさせるのではなく、山梨県忍野村の涼しく心地よい場所で球根を過ごさせて 花芽が顔をだしたときに 清瀬へ戻して お花を咲かせるのだと。

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~昨年入荷した

ダイヤモンドリリーのギフトたち~


はる。

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ちか。
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私。
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ウェディングブーケにも。
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スタッフりえちゃんも お花の日に 自宅へつれて帰りました。
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このときのブログに まさみさんも絶賛。横山さんのダイヤモンドリリー。ご自宅にも持ち帰られたこと 書いていました。
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~ダイヤモンドリリーの生まれと歴史
 
横山家との出会い そして 未来~




このダイヤモンドリリーは 南アフリカ原産。


その昔、宝石のダイヤを 南アフリカで採掘していたロスチャイルド家っていう財閥一族がいらしてその南アフリカで育つ キラキラと光るダイヤモンドリリーを見つけ、根こそぎ、、 英国に持ってかえったのですって。

キラキラした鉱石、 キラキラしたお花、どちらも 魅惑的だったのでしょうね。



ところが 育てるのが難しく 生産性もわるかったことから 販売するものとしては広がらず、趣味のものとして 世界のあちこちにちらばり、、日本にも 流れてきたと。



絶えそうになってしまったダイヤモンドリリーを 大切に 繰り返し繰り返し 挑戦と改良を重ねられて販路に定着して出荷されたものが 今 私たちの手元に届いているのです。



これを いつか故郷である 南アフリカの大地に返して その美しさを現地の方たちにも知ってもらい、また 南アフリカで生産 出荷され 大きな産業に育てていければ、、と。

それが 自分が ダイヤモンドリリーで生きていることの恩返しなのだと。






~育てられ方と 切り前、日持ち~


ダイヤモンドリリーは ヒガンバナ科ネリネ属。

同じネリネの中にも サルニエンシス系と ボーデニー系があり

ダイヤモンドリリーは サルニエンシス系。よく似ているけれど花弁の細いネリネは ボーデニー系。ダイヤモンドリリーほど 光りません。





日本でも お彼岸の時期によく見る彼岸花は 遠縁ではありますが 非なるもので ヒガンバナ科ヒガンバナ属。中国原産。

彼岸花は 地面にうえっぱなしでも 毎年よく咲き、その一輪の花が咲いているのは 2ー3日。


一方 ダイヤモンドリリーは もともとは 南アフリカの砂場や 岩場に育つ花なのだと。

そういうところで 花茎を伸ばし 子孫繁栄のために 花を咲かせる。



なので肥沃な土の地面に植えると 楽々生きていけるわ♪と 安心してしまってきれいに花が咲かないのだと。
肥料をあげすぎても 同じ理由から花が小さくなるのだと。



それよりも 過酷な環境にして 球根を切羽詰まらせた方が 生き延びよう!

本来持つ生きよう、繁殖させようというチカラを存分に 発揮するのだと。。。。!
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そういう背景から 横山さんのところでは ヤシガラのみのポットに なるべく ぎゅうぎゅうな状態で 植え込みをしています。
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お水やりも ぎりぎり耐えられる感覚で あげています。
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そうして 力強く育った球根から 咲く花は、一輪一輪が 大きく 華やか!

通常1本から 5ー6輪の産地さんが多いところ、横山さんのところは 9ー10輪。

花持ちも 余裕の1週間~10日です。



また 大切なのは 切り前。

切り前 というのは 根っこがついている状態から 出荷するために 花を切るタイミングのこと。


これを 以前市場の主流は ほとんどが 蕾の状態での出荷だったのですが、早めに切ると

花は 大きくならないし、開花率も下がる。



横山さんのところでは 最低でも 2-3輪は 開花した状態で 出荷すると。


そうすることによって お花は 切り花となった後も 充分なチカラをたくわえているので

きれいに咲き、長く楽しめるのだそうです。



ただ 開花した状態で 出荷する ということは 咲いているお花は 輸送中に 傷ついてしまうリスクが高くなります。
けれど その 1輪が 傷ついてしまったとしても 他のたくさんの輪が 元気に大きなお花を咲かせてくれる。。 そのために咲いて 出荷されているのだということを 心にとめておいてほしいと
おっしゃっていました。



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~よい花を咲かせるための品種改良~


大きく美しい花 日持ちのする花 長い茎。これらは 球根の育て方だけでなく

そのおおもとの球根自体の研究と改良によるところも 大きいのです。



長年 日々 交配によって 研究し続けられています。



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1970年代に交配した株もありました。 小さなポットには 大切な記号がつけられ、すべての大切な情報は パソコンだけでなく ノートに自筆でも 書きとめられています。


ダイヤモンドリリーは 種で増えるのと 球根から分球して増えるのと 両方あります。


種から植えて 咲くまでに6年。

球根から 分球して 咲くまでに4年。



お花を咲かせられるようになってからの 球根の寿命は 8年。


そして 1球から 咲くお花は 一年に 1本だけ。








そんなダイヤモンドリリーを 横山さんは 本当に 愛していて、ひとりでも 多くの方に この美しさを繋ぎ この花を手にして笑顔になってもらいたい と 思っていらっしゃいます。

私たちも また この秋 横山さんのダイヤモンドリリーと 会えるのが 楽しみです。
お店にいらしてくださったお客様たちにも これからは もっと 語れること 伝えられることが増えました♪


スポットライトをあてて 一人でも多くの方に ダイヤモンドリリーの魅力をお伝えしていきたいと思います!




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そして ここからは ちょっと 簡単にいきますが 横山さんは クリスマスローズの育種家でもあり、たくさんの クリスマスローズたちが いました!

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近年クリスマスローズ その人気は どんどん上昇していて 愛好家も増えています。


小さな プチドールという 小指の先くらいの白の品種。横山さんのところの品種ですが、かわいらしい花姿で育てやすく とっても人気なのだそうです。



たしかに 今回 ウェブで 横山園芸 と 検索すると プチドール と 検索キーワードがあがってきたので 探している方 調べている方 多くいらっしゃるのでしょうね。



珍しい植物も いっぱい♪

香り芳しい!
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みんながほしがっていた 亀甲竜。
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かっこいい!!私も 欲しい。。。
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お花のハウスの奥には ご両親の育てていらっしゃるお野菜もたくさん!



たこちゃんが きれい きれいと さけんでいた オクラの花。
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そして ニンジン畑の香りが好き! という たこちゃんに、、横山さん 1本ニンジンをくださって 大喜びで 喜びのポーズをとりまくる たこちゃん^^
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たこちゃん 過去 就農も 考えたことがあり 農業体験にもいったことがあるのだと。


そして 横山さん イチオシのトマト。 サンマルツァーノ レッドマジック。
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実は 先日 このトマトを 送っていただいて お花とアレンジした後 美味しくいただきました。
実にたわわで 見目麗しく しかも美味しいトマト!日持ちもします。



お花と一緒に トマト 楽しんでもらうのはどうかな?と 横山さん 色んなお花屋さんへ 届けられています。


これが 私の ひとつめの作品。
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トマトタワーなんですが なんだか 作りすぎているのが わざとらしい気もして^^;



自然な感じに 活け直しました。
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そして お裾分けしたスタッフさんたちから お料理の写真が。FacebookだけにUPしていましたが
こちらにも♪



◎シイタケと玉ねぎと一緒にオリーブオイル 塩コショウで いためたもの。
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☆とまとに肉詰め パルメザンチーズ 中に入れて。
オイスターソースと酒と味醂 くり抜いた中身は お肉に混ぜました。
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☆とまと とアスパラの玉子とじ
輪切りにして焼いたのですが、焼き目付け損ねました。味は 塩胡椒 と 胡麻油です
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ざんねんながら 今回の産地見学には このお料理のお二人は 参加できなかったのですが。






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さて そして 横山さんの産地見学も クライマックス?

そのサンマルツァーノで作った ペーストや ドライトマトを使ったカナッペを 白ワインとともにいただきました♪
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ドライトマトも 実に 美味しかった。。。 おつまみに ピッタリ♡
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奥さまと かわいい坊やが カナッペは準備してくださって、トマトは 横山さんが 切り分けてくださって。

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木陰でいただく美味しい時間! みんな 花が好き!美味しいものが好き! 話もはずみます。



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最後 こんな自然のブジェもみせていただいて。。
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自然って 本当に アート! 素晴らしすぎる!
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これは ヒガンバナ科の植物で 南アフリカでは ごろんごろん ころがって その種子を遠くまで広げるのだと。



スタッフちゃんの誰かも その場面 テレビでみたことある!と。



横山さんのページから いただきました。これですよね! すごいなあ。。
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そのオブジェの奥には まだまだ 不思議な植物さんたちが うふふ っと 呼んでいましたが、時間もオーバーしていたので 横山園芸さんでの 見学は ここにて。



次の 川越へと 車をすすめました*^^*


おわり。














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