赤い縁取りのガラス扉のお花屋さんへ、先日伺ったときのこと。
中にはお客様がいらっしゃったので、外で少し待とうかなと一息ついていると、中から先輩花屋さんが手招いてくれる。
天にむかって広がる枝に、輪郭のくっきりとした美人さん。
花屋さん奥さま&お蕎麦屋さんの奥さま、楽しそうにおしゃべりをしながら花選び。
キーパー(お花の冷蔵庫)と保冷庫には、びっしりと春色の花たちが。
その中からまず選ばれたのは、
青みがかった薄紫のデルフィニューム トリック。
「あれね、一か月くらい持つんだよ」と離れた場所から店主さん。低く響く声が心地よく。
たしかに、日持ちのよい品種。まあね、お客様にそう伝えちゃうと、言われたよりもたなかった~なんて言われちゃうかもって、10日くらいは持ちますね と、私なら控え目にお伝えするところ(笑)。
そのあと、キーパーの中のラナンキュラス ラックス(半八重咲のラナンキュラス 上の写真の子)を指して、
あのお花は?と お蕎麦屋さん。
これね~と店主さん。ラナンキュラスなんだけれど、これ作ってるおじさん、すごく上手いんだ。ほら、 と、 3枝くらいに枝分かれしたラナンキュラスを1本手にとり、軽く揺らす。
茎も花もしっかりしているのが見てとれます。
同じラックスでも、こっちのおじさんはそんなにうまくないんだよ と別のラックスを。
こちらはしなだれるように花首がカーブを描く。
そんなやりとりをしながら、富士桜、デルフィニュームのトリック、そして黄色のラックスにきまり。
美しい春の風景のような組み合わせの花を持ってお帰りになるお客様。あたたか会話とともに、 なんど思い返しても、じんわりしてしまいます。
そのあと、なんの話からだったか、「うちはネコがいるからね。ネコを目当てに毎日のように寄ってくるお客様もいらして。こんな小さかった子が、こんなに大きくなったりね」
そう話す奥様のいるテーブルには造花の白い花がたくさん。いわゆる「推し活」のオーダーにこたえるべく、お花で、シマエナガを作ったり、お寿司を作ったり、ドレスを作ったり。
まあ、またその出来上がりが素晴らしくて。 花屋仲間さんも作り方や、アイディアを教授してもらうこと多々。そういう造作には造花が大活躍なのです。
花屋として、こうありたいと思う姿を持ちつつ、今の時代の新しい流れも汲み入れ、進まれているんだよなあと。
しみじみ感じたお花屋さん訪問でした♪
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このお話をブログに書きたいのですが と センパイ花屋さんにお伝えすると、お花の写真を送ってくれました。
デルフィニューム トリック。

富士桜。

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写真をいただく前に、過去、ブログに出していなかったかな?と 自分のブログを検索すると、トリック。

ラナンキュラス ラックス。

これは、朗らかなKちゃんが作ってくれたお花。
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デルフィニュームといえば、普段あまり仕入れないのですが、 背の高い立派なデルフィニュームが先日入荷しました。
イベントで飾って、かえってきたお花を今、自宅に飾っています。 仕入れて10日ほどたちますが、今朝もとてもきれいです♪


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