さて スタッフ旅行一日め!まずは 松本華園のまつもとさんとようこちゃんと待ち合わせの セントシュバインへ。手作りソーセージが人気のコテージレストラン。
あつあつのポトフ♪ 美味しかった!
まつもとさんは グリルソーセージ。なぜか ごはんがすごく大盛りで(笑)。
きっと 灼けたたくましい腕をみて 自然と大盛りになったのでしょう^^
まつもとさんは あたたかで純粋な方だな~と。
北条海岸の夕日がとてもきれいだと 話してくれる瞳が とってもまっすぐで。
そして 一路 松本華園さんへ。
こちらは お父様が担当されているカーネーションのハウス。
6月に小さな苗を植え、それから 一年 育てて採花していきます。
これは スターチェリー。 あゆみちゃんが「ジュンさんが 大好きなのだ」と。
カーネーションは もともとは 多年草。
2年以上そのまま育てると かなり背も高くなるのですが 病気にかかりやすかったり、出荷する花を育てるには 苗を更新した方がよいのだそうです。
なので 一年後 また 苗は すべて 抜き 新しい苗を育てます。
また こうした苗は 苗の会社から仕入れるのですが 勝手に増やしてはいけないのがきまりで、ちょっと折れてしまったりしたのも ちょいと挿せば 根付くのだけれど してはいけないのだそうです。
ここからは まつもとさんの花たち。
こちらは 路地のネットの中の葉牡丹の赤ちゃん。
なんか 写真の撮り方で こうしたネットを通したものも ネットを写さず 撮影することができるんですって。動物園のおりとかもそうらしい。
まつもと先生に 説明をうける私たち。
路地で育つ(ハウスでない)植物たちは ほんとうにキレイだと。
でも 必ず 毎年やってくる台風。これが 大敵。
風でネットが倒れたりすると すぐ直せればよいけど 少しでも遅れると 植物って 上へ上へ伸びようとする性質があるので 倒れた体勢の途中から 茎がまがって 上に伸びちゃう。
そうすると もうまっすぐの茎には戻れないと。
輝くケイトウ。
ケイトウも 長く育てれば 頭も大きくなっていく。また ちょうど美しいタイミング というのがあって、そのときに 切って出荷したいと。
市場には そのタイミングをこえたケイトウも出回っているけれど、やはり その 一番きれいなときにこだわりたいと。
それって どう見分けるんですか? と 聞くと やはり 心と感性に 今日だな と響いたときのようです。 ケイトウたちとの 対話なんだろうな~と 思いました。
稲田が多い中 燃えるようなケイトウは 遠くからみても 色鮮やか。
近くのひとにも 目の保養になるわ~ きれいね~と よく声をかけられると。
もうだいぶ 出荷を終えた後なので あいている部分が目立ちます。
一方 赤ちゃんケイトウも 成育中♪
トウガラシもたくさん育ててらっしゃるのですが、その品種を育てているのは まつもとさんのところだけ だそうなので もしかしたら アップしない方がいいのかな と ちょっと控えます^^
次は ジニアへ!
こちらは 市場へは出荷せず 地元での販売用だそうです。
いろんなジニアの花畑。 やっぱり 華やかで 表情も違うので みんな きゃっきゃ見入ります。
ていうか ジニア好きだし。
ジニアは 家で育てているのが 元気なのと(ところが この旅行から 帰ってきたら 一度 水がきれたようで ちょっと お疲れ気味、、手入れをして はげまし中)、佐久の鈴木さんから 届くジニアがきれいで しっかり日持ちするので この夏 ジニアのランキング 一気に上昇♪
正直 今年の夏前に 一度仕入れた ちょっとブラウンピンクがかったグリーンのジニア。とっても素敵だったけど 翌日 まっちゃいろに。。。
あんなことが もし2度続いたら ジニアは 決して仕入れるまい と 思ってしまったと思います。
でも その後 鈴木さんのジニアが あまりにかわいくて 丈夫だから。
これは 大きなオクラ! 生で かじって食べられると ごちそうになりました♪
オクラ大好き♪ でも こまかく刻まなくても そのままで ほんと 美味しかった♪
葡萄もなっていました。 あと 1週間後くらいかな とのこと。
さて そして 一路 金井さんのところへ。
金井さんのところへ 以前おじゃましたときは 数年前の2月。
2008年の金井さん訪問♪
ダリアの黒蝶や ホワイトレースのキラキラに 会いました。
こちらは 次の苗を植えるための準備中。
水をまいて シートをかけると その中は70度くらいになる。そうすると微生物が活発化し、いけない菌をたべてくれる のだそうです(ちょっとうろ覚えです^^;)
ダリア 黒蝶の赤ちゃん。
こちらは 赤いポンポン咲きのダリア。
苗の植え方にも こだわりがあります。それは 色々な品種を 植え方の違いによる 育ち具合などをみた結果 たどり着いた植え方。手間はかかるけど その分 健康に丈夫に育つ。
一つの苗から 何本の茎をたたせるか。 それによって 下から何節目で カットするかを決めます。
また そのカットの仕方や その後の 葉の処理なども 金井さん独自で 試行錯誤の上 今のやり方がよいと確信をもって すすめられています。
何本たてるかによって 花の大きさも変わってきます。
時代や ついているお客様によって 大きな花が求められたり 小振りなものが求められたり。
その市場の希望をよみとりながら 方針をきめていく。
金井さんのヒマワリには うちもずいぶん お世話になっていますが
多いときには 一日 18000本ものヒマワリを 出荷すると。
市場は 4カ所へ。
そう考えると ほんとに うちが使わせていただいているのは その ほんとに ごく一部なんだな~
一日で 金井さんだけで それだけ 出荷しているということは 一日で 全国の市場で 取引されるひまわりは 何本あるんだろう? と 考えると なんだか とても 不思議。
今 メインで 育てられている ヒマワリは タネを撒いてから 45日で 採花できる品種。
切るべきタイミングで しっかり切らないと 出荷できなくなってしまいます。
ハウスの中は 刈り取られた後のヒマワリの茎だけのところや それを抜いて 最初の写真のように 土だけになっているところが 多いタイミングでした。
これから切るところは こんな感じ。
素人目には まだまだ あと 5日後くらいに切るのかな と思いきや。
これくらいが 切り時なんですって!
これで やや遅め。
ヒマワリは タネから育て ひとつのタネから ひとつのお花の出荷。
こちらは 伺った前日に切った出荷待ちのヒマワリ。一日でこんなに咲くなんて ビックリ!
花の大きさは タネを撒く間隔によっても かわってきます。
金井さんのところでは 大きすぎない 6-8センチ、8-10センチくらいを主流に作っていらっしゃいます。
これを 路地で作ろうと思うと そうした調整できにくくなる。
金井さんのところは こうした エルフという バケツに水がはいっている状態で出荷しています。
今 灯油が高いため 冬場のハウスの暖房代が 産地さんにとっては 本当に 大敵。
冬 その分生産を控えめにし 暖かい時期に 多めに出荷をしようと思う産地さんがふえると
暖かい時期の花が 市場に供給過多になり そうすると せっかく出荷したものの 単価が下落してしまう。
金井さんも 18000本出荷したときは 自らが 自分の花の相場をさげてしまったと。
でも 今日切らなければ せっかく育った花は 出荷できない。
多分 一生懸命 切ってしまうのが 普通だと思います。
でも エルフに入れ スリープをかけ(お花の部分を包んでいるビニール)、もちろん スタッフさんのお給料もあるし、最低 この金額をキープしないとというラインはあり、それをわってしまうと 出荷すればするほど 赤字になってしまう。
これは ホワイトレースの赤ちゃん。
この中から 小さなトングみたいので ひとつひとつ 小さなポットへ移植していきます。
ちょんちょんと 穴をあけて そこに手早く移植していきます。
この後 根があまり回らないうちに ハウスへ移植します。
ホワイトレースの出荷がおわった春に ヒマワリのタネをまき ダリアの定植をし、ヒマワリがおわると また 今度は ホワイトレースの移植。
その間 間に 土を 消毒し。
土にも その前に育てた花の肥料の残り具合などで 次の花の育ち具合もかわってきます。
基本的には 残っていない方が いいのだそう。
肥料は 与え過ぎず しまった茎がよい。
ダリアなども 水をあげすぎると 見た目太くてみずみずしい茎に育つけど あまり日持ちしないと。
たしかに ダリアは 茎を切った時に 水気を感じること多いけど 金井さんのところのは ぱりっというか かちっとしている感じ。
今 育てているダリアは 秋のブライダル需要にむけてと。
たしかに ダリア、ブーケでのご指名 多いですからね。
金井さんのところは このほかに 美味しいお米をつくってらして、その精米の大型な設備ももっているため、色々なところから 精米も頼まれ、去年は 30キロのお米を 6000個 一人で 作業したと。。。
金井さんのところは スタッフさんが 9名。
しっかり仕事して みんなを守っていく という意味で お話のはしばしに 今のカノシェと共通する部分も感じました。
やるべきことが たくさんあって まつもとさんのお話では この前は 花火大会の後も ハウスに戻って作業を深夜までし、その次の日は また 早朝から 働き、仕事の間には 2才前のお子さんのお風呂をいれに帰ったり。。
ほんとうに そんなお忙しい中、時間をさいてくださって ありがとうございました。
次回は 観光編です^^
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