お花の紹介

ここ何年か、花の流行的には、顔の大きいお花をきゅきゅっとまとめる傾向によっていて、小花でふわーっとするのは、そんなに主流じゃないですね。

でも、小花も、きゅきゅっとしたブーケの中に、すこししのばせたり、アクセントとしても、活躍してくれます。

トップの写真は、全く、きゅきゅっとタイプじゃないですけれどね。

こい紫のせんだいはぎ。以前は花もちがよくないイメージがあったけど、最近、なんか花持ちもいい感じがする。涼しげで、指名買いも多いです。お手頃価格だしね（１００～１２０円）

真ん中あたりにある紫がかったピンクの、アストランチャーマヨール。これも、微妙色で好き。

そして、淡いブルーの丁字草。とっても可憐で、素敵♪


キョウチクトウ科で、水辺に近い所に咲くそう。５月が自然開花期。花を横から見ると漢字の＜丁＞に似てるからとか。

気付けば、５月ももう終わりに近づき、、早いなあ。

今日、月曜の朝は、江戸川橋のフレッシュネスバーガーさんへ、小さな卓上花を飾りにうかがっています。カウンターの中で、かわいいバイトの女の子。２０歳前くらいかしら。デンファレをさして
＜あ、それは、バリとかにある花ですか？＞
＜うん、南国系の花ね＞
＜そういえば、私、お店（カノシェ）のすぐそばに住んでるんですけど、子供の頃、お母さんに連れられて、何回か行きました＞

んん？子供の頃？一瞬、うちの店じゃないんじゃないかと思ってしまったけど、店を始めて９年目。
１９歳なら、９年前はまだ、小学生なのか、、。

まだまだ、花屋としては、若輩もの、と思ってはいますが、９年ってそれなりの年数でもあるんですよね。

気温も高くなってきて、涼しげな小物も、ちょこちょこっと入荷し始めましたよ～


このウインドベル、この雰囲気で５０４円♪けっこうよくないですか？

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お久しぶりの、我が家のクー太です。先日の店主の休みの日に、地元の葛西のフラワー公園へお出かけ。


何年も行っていない公園でしたが、バラ、きれいに咲いていたそうです。品種名とか、あんまり書いていないので、ご紹介できなくてすみません。写真だけ見て、楽しんでね。

私たち、切り花の品種は、ともかくとして、園芸品種、ちょっと弱いの。ごめんなさい～



あ、昨晩の出来事、ちょっと書いちゃおうかな。花とは全然関係ないんで、私のがーん！話、読んでもよい人だけ、読んでね。




＜バラちょうだい＞ほろ酔い加減のおじさまが、お店に入ってきました。去年、何回か土を買いにきてくださったおじさま。あ、夏に浴衣着てた時、褒めてくれたっけ。

＜バラ１本でいいんだけどさ、包んでくれる？いくら？＞

＜もちろんです♪２５０円です＞

＜じゃ、これで。おつりはいらないよ＞（３００円くれた）

＜まあ、高いリボン代になっちゃいますねえ。ありがとうございます＞

～つるばらコクテール～



＜あ、そういえば、赤ん坊生まれたの？＞

＜？うちは、子供はいないんですよ＞

＜？？あーじゃ、ただ太ってただけか＞

（がーーん、よくおめでたと間違われるけど、こうはっきり言われたのははじめて、、）

＜、、、、あらー、そういうのは、女性に言っちゃだめですよー（笑）＞

（気を取り直して）

＜あ。でも、生まれたのか？ってことは、やせたように見えました？＞

＜いやいや、時期的にもう、生まれた頃だなって＞




う～ん！失礼おじゃちゃまに、完敗。

ダンナが通販でとりよせて、飲んでみたら、ってくれてた＜紫ウコン＞今日から飲もう。取り寄せて二週間くらい経つけど、まだ、一粒も飲んでなくて。ぽっこりおなかに効くらしいの。

あ－こんなこと書きながらも、おなかがぐうぐう。食欲もりもりの私なのでありました！


あ、最後は、再び、クー太。
花佳子さんが持ってきてくれたバラと同じ種類の、ひらひら大輪バラの下で。

お散歩に来ていたママさんが、だっこしてくれました♪



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昨日お持ちした、今週の千疋屋さんの入り口のお花。
水辺のような少し涼しげなイメージ。ツボミばかりなので、ちょっと淋しいけど、明日頃には、百合も開いて華やかになっていることでしょう。

この中で使っている、まんまるの紫色のお花、今が旬の、ギガンジューム。ネギの仲間で、茎を切ると、ちょっとそんな香りがします。



小さなお花がまあるくびっしりついていて、花開くごとに、大きくなります。
写真の小さいのと大きいの、比べてみるとわかるでしょ。
もっと大きくなるのよ。全開のときは、あの、チアガールとかが持ってる、しゃんしゃん振るのみたいになるの（あれってなんて名前だっけ？）。

すごく丈夫で、水揚げもいいけど、茎が痛みやすいので、お水は少なめにして飾った方がいいです。
個性的だし、今の時期だけだから、見かけたらぜひ一度、お家につれて帰ってみて♪

一緒に入れている、ギボウシの葉。これも、スタッフ花佳子さんがお庭から持ってきてくれたんです。もったいないけど、ちょっと使っちゃった。
涼しげで大好きな葉っぱです。ブーケにいれても、おしゃれにきまります。



そうそう、母の日終わったら、もう私たちは、出番はないの？って、カーネーション。


いえいえ、カーネーション、今も活躍してくれてますよ。これは、母の日前の写真ですけどね。
一緒に挿している、白いあじさいに似たビバーナム。給水スポンジより、花瓶の方が日持ちします。
いけるときは、茎の下３センチくらいをたてに割り、間にみょうばんをはさみます。
お花屋さんによっては、みょうばんは使わず、茎の中のふわふわした部分を３から４センチ、取り除いて水揚げされています。

アジサイも同じ水揚げで大丈夫。そのまま切っただけだと、水が上がりにくいのでご注意を。

最後に、今日の生徒さんのSさんが作ったスプレイシェイプ。カーネーションメインに選ばれました。
花束がカゴから溢れ出るようなスタイル。スブレー状に広がるように挿すので、その名前がついています。きれいに仕上がってますよね！プレゼントにも喜ばれる形です。



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昨日入荷してきたワイン色のバラ、ブラックティ。

スタッフたむちゃんが＜ブラックティってきれいですね＞

そうよ、きれいなの。まだ、私がたむちゃんよりちょっと年下だった会社員の頃に、大好きなこのバラにまつわる思い出があります。

その頃は、雑誌＜花時間＞でも、このブラックティやジュリアといった微妙な色のバラが、おしゃれな花の代表格として、よく紹介されていました。


その時、会社では役員の交替で、５人の方に朝礼でお花をお渡しすることになっていました。一人１万円の予算。花の手配をすることになっていた私は、それぞれの方のイメージを、お花屋さんに伝え、うち３つは希望の花材をお伝えしました。

一つは、バラのブラックティ。おしゃれなな部長さんだったので、お似合いだわ！と思って。

もう一つは、こともあろうか、ユーチャリス。これはよくブライダルで使われる、純白のそれは美しいお花で、とっても高級花です。たいていは花に、ほんの少しだけ茎がついて、一輪一輪綿に包まれ、箱にていねいに固定され、出荷されてきます。とても繊細で傷つきやすいお花です。プライスはうちの店で一輪１５００円～２５００円くらい。茎つきのもので、ごく時々、数百円でお売りできる時もありますが、茎付きのものは、輸送の途中にお花が傷ついたりしてしまっていることもあります。そう、そんなに高級だし、茎がほとんどない状態で出荷されることの多いお花でもあるので、花束にはいれにくい。（写真は生徒さんの作ったウエディングブーケ）



何日か前にお願いしたお花屋さん、電話にでた女性は＜わかりました＞とメモを取ってくれたので、私の期待はふくらむばかりでした。

もう一つは何を指定したか忘れましたが、花束をお願いした前日の夕方、３つとも入りませんでしたと連絡。どんな花束かとっても楽しみにしていた私にとっては、かなり、がっかりの巻でした。

今思えば、私の要望（ユーチャリスを花束にいれる？）などは、花屋さんの常識的にペケ！。多分、なんか困ったちゃんから注文来たなーって感じだったかも。でも、花屋さんも＜入りませんでした＞ではなく、その前の時点で＜これは、こういうお花で、花束用に注文して制作するのはむずかしい＞とか＜このバラは、入荷の約束はしにくいので、無かった場合は、他のバラでしたら何色がいいですか？＞と教えてくれるべきかなーとは思います。

ちなみに、ブラックティがなかったかわりに、その日入荷していたグロリオサを指定しました。今はだいぶ値段もこなれましたが、当時はやはり高級なイメージで、個性的な雰囲気のお花です。と、こ、ろ、が、、、！あとで、そのおしゃれな部長さんに＜俺だけ彼岸花か＞と言われたんです～！ショック。＜えええー違いますよ！これは、おしゃれなイメージのお花で、、＞とは申し上げたものの、ちょっと苦い思い出です。

グロリオサの赤は、少し入った黄色も華やかで、花束に入れると豪華な感じ。花持ちもいいし、うちの店でも人気あります。が、ごく時々ですが＜それは彼岸花でしょ。入れないで＞と言われることがあるんですよ。ヒガンバナ科ではないんですけれどね。




うーん、思い出から得る教訓？としては、

１、花屋の常識と、お客様の常識には　ずれがあることを忘れずに。

２、お客様のお花に対する気持ちを大切に汲み取りつつ、できること、できないことは、状況を踏まえてきちんとお伝えする。

３、お花は、こちらが素敵と思っていても、相手には理解されないこともある。ただ、そう受け取られるお花には、傾向があるので、それを捉えておくこと

４、そして、やっぱり、贈り手も、贈られた人も、いっぱい喜んでもらう花束を！
　　それが、花屋である私たちの喜びであるのです！




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