カラー。モダンですんなりとした 立ち姿の美しい花。
色々な品種がありますが、この白のウェディングマーチは2ー4月が 出回りも多く 美しい時期です。
千葉 君津の朋子さんのカラー。
以前から お知り合いだった朋子さんですが こうして お店に花がきてくれたのは はじめてです。
朋子さん 小さなお子さんをかかえて ご主人と脱サラ 就農して 8年。
枝豆や美味しいお野菜と お花のカラーを育て 出荷されています。
詳しいカラーについての手書きの小冊子(20枚くらい)とともに 送ってきてくださって、そこには 就農に至る思い 就農してからの試練や カラーへの愛などが 溢れるように綴られていました。
君津は カラーの生産量日本一なんですって。
というのも 南アフリカ原産のカラーは 暑すぎず 寒すぎず 春の気候が適していて、君津は 比較的温暖な地域であり、きれいで豊富な湧き水が出ていることで、24時間365日 平均15度の安定した清流が止まることなく 流れ続けており、夏は 冷房の役割を 冬は 暖房の役割をしてくれているのですって♪
カラーの採花から出荷までの流れも書いてくださっているのですが その中から 特に気になったふたつ。
★中山ポイント ラップまでの間 カラーに音楽を聴かせます。
→朋子さんジャズシンガーでもあったんです。そんな朋子さんらしいポイントだなあと♪
★結束(→カラーを5本ずつ 出荷のために束ねること)
うちは手動。昭和ちっくな古いタイプの結束機です。 ピーク時 夜中に この結束機のガッシャン、ガッシャンって音が 漆黒の里山に響き渡り、気分はすっかり鶴の恩返し。
5本ヒゲの向きを揃えて 一束に(これが 最初難しく エライ時間がかかった)
ね。結束機 みたことないけれど 情景が 目にうかぶでしょう?
しかも なんとなく ほほ笑みとともに。
こういうの読んじゃうと ますます 朋子ラブになってしまう 私なのでした♪
カラーを使ったギフト花たち。私作。
むつ。
すー。
まさみ。
岩ちゃん
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~花は 農産物~という話。朋子さん、まだ 自分は新米農家なので 経験する度に考え方もかわっていくかもしれないけれど 今の気持ちを素直に伝えたいと。許可を得て、転記させていただきます。
カラーを生産するようになって、年を重ねる 経験を重ねるごとに 感じることは、同じ場所で 同じように管理していても 毎年違うこと。
気象条件、さまざまなことが影響する、花は農産物だと 実感しました。
温度、湿度、気象、土、カラーの場合 水質、あらゆる条件が揃って、はじめて 良い花となるとするならば、人間は すごいことに挑戦しているのだなと 思うのです。
ここから書くことは、誤解のないよう 最初に言っておきますが、良い花を作る努力は惜しまないですし、目指してゆきたい気持ちは 同じです。
農産物は 気象条件、土(カラーの場合、水質、水質、水流)温度、湿度、日照時間、、
さまざまな条件の中 作られるもので 毎年 違う。
野菜工場のように、またある程度、コストをかけて 人工的に作る場合は 別として。
工業製品とは 全く違う。
人工的に 大量に均一な製品化が可能となったら、それはそれですごいなって思います。
安定供給出来ればいい。
でも 個人的には エネルギーを もっとおさえて、環境について 意識してゆきたい。
それは 農業そのものが 人間のエゴだから。
それを、感じて、感謝しながら 今まで ずっと きて、
そのことを、 いや それに 気がつかない人が 増えてきていることが
とても 怖いな と 考えてしまうのです。
とはいえ、野菜、お米 肉 魚 etc、、、食べてゆかなければ 人間は 生きてゆけないし
温暖化、異常気象、鳥獣被害、年々、環境は変化し、生産者には ますます厳しい条件となっていることを思えば、野菜工場を併用していくべきかとも 思うのです。
話が少し 野菜にそれました。
本題に戻ります。
農産物は 均一でないことが 当たり前で、それが むしろ自然である。
カラーも シミ シワひとつなく スラーっとした モデルさん 女優さんもいれば
ぽっちゃりとしたやさしいあたたかみのある子もいる。
ニキビのある子もいれば シワのある人もいる。
それが個性で 自然だなと。
人間も、同じだなと。
もちろん育てていることから 生まれる愛情から 感じるのかもしれません。
シミ、シワの花を見て、「何?この汚い花!」と思うだけかもしれません。
でも 私は どれも 平等にいとおしい。
人間も 同じだなと。
だから、シミのある花買って下さい と言いたいのではなく、
花は 農産物だということを ご理解して頂きたいのです。
誰だって、自分の作る花は 最高にキレイなハリウッド女優さんにしたい!!そして その価値の為に努力する。
でも、生き物を 人間が全てコントロールするのって、私は 何か 怖いです。
私が目標とするのは、良い花を作る率をあげる。
努力は 惜しまない。でも ハネ花(=通常品として 出荷できない状態のお花のこと)も活かす。
いとおしいから。 アバタもエクボ♡
きっとこの考え方 間違っているかもしれませんが 今の正直な気持ちです。
ネコやイヌとかのペットと違って 花 特に 切り花って 生きものって 思ってもらいづらい。
切った時点で、死んでんでしょ?!みたいに思っている方も 実は 多い。
でも へその緒を切って 生まれたもの と 私は 勝手に思っています。
だから 話しかけてほしいし
見てあげて めでてほしい。
寄り添ってくれるはずです。
農産物
野菜なんか 大根は シモが降りると甘くなる
とか トマトは 水やりをやめて わざとストレスを与えて 甘くする とか 聞いたことありますか?
花も、野菜も
人も
似てるなって思います。
甘やかしすぎても 過保護すぎてもダメ。
ほったらかしすぎても ダメ。
つらいこと 悲しいこと 苦しいことも 必要。
ストレスも必要。
そして 愛が 必要。
みんな 生き物 共通ですね。
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朋子さんご夫妻、もともとは 生まれたばかりの小さなお嬢さんの病気がきかっけで 就農を決意します。就農までの道のりも 山あり 山ありだったのですが あたたかく声をかけてくれたカラーの農家さんで修行をさせてもらい、自分たちで始めた最初の収穫シーズンは 折しも 東関東大震災と重なり 市場は休場となり 初めて咲いてくれたお花は売れずに泣く泣く捨てたのだそうです。
そして その後台風で 川が氾濫してハウスが水没 大雪によるハウス倒壊 イノシシ 猿による被害の多発、、、 試練の連続を乗り越えつづけながら 今現在 美しいカラーを 私たちのところへ届けてくれています。
カラーは 4月頃まで 会えます。
また カノシェにも 週明け 月曜 入荷してくれます♪
イラスト上手な 朋子さん、カラーの出荷箱に かわいい絵をかいてくださって♪
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