![ho1](https://blog.kanoche.com/wp-content/uploads/imgs/3/4/34724361.jpg)
本日 帰って参りました!
スタッフのみなさんには メールにてご連絡しましたが
あらためて、本当に ありがとうございました^^
おかげさまで 11日という長いお休みを初めていただくことができました。
この私の人生の中でも 多分 かなり 大きなできごと。
11日間の間 うけたことをまとめることは ムズカシイけれど、
今日は まず 試験について、ご報告しますね。
![ho4](https://blog.kanoche.com/wp-content/uploads/imgs/f/9/f96e428e.jpg)
写真は 宿泊及びAIFDのシンポジウムのあったマリオットホテルの中のお花たち。
試験は 4時間の中で5作品を作ります。詳しく知りたい方は AIFDのサイトをみてね。
以下の5つのカテゴリの中での 細かいテーマは 当日 発表されます。
シンパシー(お悔やみのお花)
ウエディング(ブーケなど)
アレンジメント(テーマに応じて)
フラワートゥーウェア(身につける花 コサージュやヘアオーナメントなど)
デプリカ(見本の作品写真をみて再現する)
![ho5](https://blog.kanoche.com/wp-content/uploads/imgs/0/5/05a0541a.jpg)
当日 花材 フラワーベースやオアシス、資材なども あわせて 各自 同じものが与えられます。
どの作品にどの花や葉、ベース、資材を使うか どんなアレンジをするかは その人次第。
最後 作業テーブルをきれいにして クロスをかけ 展示するところまでで4時間なので、まずタイムスケジュールを組み、最後 手直しとディスプレイで 30分残るようにしました。
iPodは持ち込み可だったので 布袋さんばかりが入ったiPodを耳にしつつ いつものテンションで、落ち着いてのぞむことができたと思います。時間配分は 予定通りでした。
試験がおわったのが 午後8時。翌朝 8時から ジャッジがあり 私たちは またその夜の7時から
それぞれの作品をみたり 写真をとったりすることが できます。
![ho2](https://blog.kanoche.com/wp-content/uploads/imgs/2/a/2a5b617b.jpg)
その時点で 初めて 私は あるシッパイをしてしまったことがわかりました。
それは、、、けっこうショックで 部屋に戻ったあと がっくりして泣いてしまいましたが^^;
翌日からの 数々の 一流の方たちのデモンストレーションや 展示、ショーなどをみるうち なんかこう 自分の心にこびりついていた汚れ?かす?みたいな なにかが どんどんはがれおちていって
かわりに カラダの底から 沸き上がるようななにか パワーが 生まれてくるのを感じました。
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スケールの大きな作品群、場との調和、自由な発想、完成された美、今まで接してくることのなかった文化や国民性、ゴージャスで夢のようなディナー会場のディスプレイ、、
テクニックだけでない 魅せること 楽しませることを含めた 本当のプロのひとたちのパワー。
![ho6](https://blog.kanoche.com/wp-content/uploads/imgs/c/4/c49fbab9.jpg)
そうして 落ち着いた後 ふりかえると 試験での私のシッパイは おそらく 今までのちょっと欠けていたことを しっかり認識させてくれたいい経験であると思えたし
何より ああ そうか と思ったのは、、
なんだかね 自分の 作品 つまらなかったんですよ。
シッパイがなければ きれいではあったかもしれない でも なにか つまらない。おとなしい。
![habotan](https://blog.kanoche.com/wp-content/uploads/imgs/8/a/8ab41456.jpg)
それが、帰りの飛行機で 一人になったとき
ばち と わかりました。
私は 試験をパスするラインに達しよう ということを目標に『練習』してしまっていたのです。
『テクニック』は 表現の幅を広げるためにも 大切なこと。
でも あくまでも 『表現するための手段』であって テクニックが目的ではない。
何を伝えたいのか この作品で 何を表現したいのか
その気持ちがなかったら そのアレンジには 魂は 宿っていないのです。
お手本を見ながら 筆をにぎり 書を練習する。
練習することは 大切だけど 見ながら きれいに書いた 字をみて 誰が感動するでしょうか。
私は 懸命に 『練習』し 練習のまま 本番にのぞんだんですね。
![ho7](https://blog.kanoche.com/wp-content/uploads/imgs/8/0/803536bb.jpg)
お悔やみのお花は 今回は 骨壺のまわりに飾る花でした。
壷の中にあるお骨。。やさしく感謝をこめて お花を添えて、亡きひとの笑顔を思いうかべるのか
情熱的にいきたひとの顔を思いうかべ 天国へ いきおいよく旅発ってもらうよういけるのか、、
普段 お悔やみのお花をおくる花として挿すときは そうした心をこめて いつも挿しています。
![ho8](https://blog.kanoche.com/wp-content/uploads/imgs/f/1/f16cdaed.jpg)
なのに 試験では ただ 骨壺のまわりに どういう構成でアレンジをするかに主眼をおいて 挿していたのです。
試験ではあるけれど 自分の表現の場 であるのだから そこで一番大切なのは 魂だと。
いつもの自分でいられているような気がしたけれど 緊張はしていなかったけど 花屋のサワコでのぞんではいなかった。
試験結果は 8月上旬にきます。
来年は マイアミでの開催です。テーマは 『caliente』=熱い だそうです。
やりたいこと 今 ふつふつと 湧いてきています^^
熱い情熱を胸に! また 明日から ガンバリマス!!
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